プロフィール
名前:森田麻菜美
留学時の学部学年:法学部4年
留学先の専攻:国際政治/社会学
留学先での言語:日常生活では英語とフランス語、授業ではフランス語

Q. なぜジュネーヴ大学を選んだのですか?
私は
1. ヨーロッパにあって
2. フランス語で学べて
3. EUの国際情勢が学べる大学
に留学したいと考えていました。この条件に当てはまるフランスのパリ政治学院とスイスのジュネーヴ大学でどちらを第一志望にするか迷ったのですが、調べれば調べるほど国連があるインターナショナルな都市ジュネーヴ、フランス語圏とドイツ語圏が共存しているスイスという国が大変魅了的で、ヨーロッパの多様性、EU政治、国連機関に興味がある私はスイスのジュネーヴ大学がこれらを学ぶのにベストな環境ではないかと思って選びました。
Q. 留学先ではどのような授業を受講しましたか?
国連・EUの創立や制約、テロリズムの歴史、移民をマクロ・ミクロ視点でみていく授業をとっていました。留学目的とは全く関係ない商学部の授業も面白そうだったので1つ受けていました。
Multilaterisme et Organisations Internationals
Comprendre la construction europeenne : crisis, contraintes, et options
International Relations
Migrations et relations à l’altérité
Terrorisme et relations internationals
Consumer Behavior
Q. 留学先で勉強面で印象的だったことを教えてください
学期末テストが1科目3~4時間と長いことです。バナナとかおやつを持ち込んで受けている学生もいました。長いようですが、「~について~と~を踏まえて論ぜよ。」といった壮大な試験問題が出されて、実際はもう少し時間ほしい!と思うこともありました。そして、もう一つ印象的だったのが、試験会場が大学の教室とかではなく、スケート場の上や国際フォーラムの会場で、席が決まっていて、他の学部の学生が隣で違う試験を受けていたりするシステムになっていることです。

Q. 留学先ではどのような課外活動をしていましたか?
時間がある時は、無料で参加できる器械体操のクラブアクティビティ週1で参加していました。あとは、3月に1ヶ月間ジュネーヴ日本政府代表部のインターンとして国連人権理事会に参加しました。これはジュネーヴでしかできない貴重なインターンで、国連の良いところも悪いところも短い期間ですが肌で感じることができたり、日本政府代表部の方のリアルな話をきいたり、他の国のインターン生とも交流したりすることができてよかったです。
Q. 留学生活で一番思い出に残っているエピソードを教えてください
一番思い出に残っていることは、日本に帰国する前に、留学の初めのころに参加したフランス語の語学研修でとても仲良くなったツーリッヒ(ドイツ語圏)出身の子の実家に泊まらせてもらって、ツーリッヒを観光したことです。駅から彼女の家に向かう車の中から牛が見えたり、彼女の地元の友達と一緒に遊んだり、家でラクレットを食べたり、暗くなると生きてきた中で一番きれいな星空が見えたりして、とにかく本当に楽しかったです。
Q. 交換留学を考えている塾生にジュネーヴ大学をオススメするとしたらどのような点ですか?
ジュネーヴは人口が少なくて、すごく穏やかな素敵な街です。国連機関やNGOも多くあって、いろんな国から働きにきた院生やインターン生とも話せるので、これらの機関に興味がある学生にとっては最高な環境です。大学にタンデム制度(語学を教え合うシステム)があるので、友達も作りやすいと思います。
Q. 交換留学を考えている塾生にジュネーヴ大学をオススメしないとしたらどのような点ですか?
物価が本当に高いです。あの“安い”マクドナルドでも、1000円余裕で消えます。最初、買い物を円に換算して考えると、何もかも高くて買えない!と思います。でもやっぱり必要なものは必要で、ほしいものはほしいし、高い値段に慣れていって徐々に金銭感覚狂っていくので気を付けてください。
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