Posted on: 2019年4月10日 Posted by: kepro-keio Comments: 0

2019/4/24

みなさんこんにちは!
「留学が自分の中で大きなターニングポイントになった」と語る松岡さんの考える留学の魅力に迫ります。

プロフィール

3歳から8歳まで、米国カリフォルニア在住されていた帰国子女

法学部政治学科3年次に米国カリフォルニア大学サンディエゴ校に交換留学し、難民・移民政策について学ぶ

大学卒業後は、日系メーカーで5年間勤務

2018年7月に、永住権取得を目指してオーストラリアに移住

その後、社会的弱者に対して手を差し伸べるソーシャルワーカーという職業やフェアトレード商品を取り扱うカフェ経営に関心を持ち、「やりたいこと」を現在進行形で追求している



 

高校時代から大学では留学をしたいと思っていた。そして、アメリカでの出会いが、自分の人生を見つめ直すきっかけになった。今感じる留学の意義は
「自分の中での人生の選択肢が増え、心が自由になること」


難民・移民政策について学んだ留学

大学では留学したいという高校時代からの夢を実現し、

サンディエゴの街で、興味のあることには何でもチャレンジした1年間。

〜留学を志したきっかけ〜

留学はいつ頃から、なぜいきたいと思っていましたか?

留学には高校生の頃から興味を持っていました。ですが、高校にあった留学プログラムへの参加は帰国子女であるという理由から叶わず、大学入学後はサークル活動で忙しくしていました。留学への想いを忘れかけていた頃に、父から「留学行かなくていいの?」と言われました。父自身も、アメリカのMBA留学で人生が変わったという経験があって、留学することに対して背中を押してくれました。

〜難民問題への興味〜

留学先では、難民や移民政策について学んだとの事でしたが、そのような問題に興味をもったのはなぜですか?

国際問題に興味を持ったきっかけとなった出来事は、高校生の時にミャンマーからの難民の方の話を聞いたことです。衝撃的で涙が止まらなくて、こういう世界があるんだ!ということを知り、「何か自分に出来ることはないのか?」と思うようになりました。大学入学後は、難民に関わるボランティアをしました。具体的には牛久の入国管理センターに収容されている難民申請中の在留外国人へのヒアリングをサポートする業務を行いました。

留学先では具体的にどんなことを経験しましたか?

移民・難民について学ぶために、メキシコとの国境に近いサンディエゴを留学先として選びました。留学中は学業と並行して興味のあることは何でもチャレンジしました。たとえば学期中には、ユダヤ系のNGOで難民の支援 をしているケースマネジャーのサポート業務を行いました。この他にも、メキシコに住んでいる人がどういう気持ちで移民としてアメリカに来ているのかを感じるために、国境を越えてメキシコ・ティファナに住む人々の生活を見に行くスタディツアーに参加しました。また、留学していた大学がフェアトレード大学というものに認定されていたことをきっかけに、フェアトレードにも興味を持ち、そのご縁からバークレー市議会議員オフィスでの、2ヶ月間のサマーインターンシップも経験しました。

主体的に人生を築く
―多様な価値観に触れて見えてきたもの―

留学先で最も影響を受けた出来事。

それは、「自分はこういう生き方をしたい」と主体的に自分の人生を描く海外の学生たちとの出会い。

一方で、就職活動にばかり気を取られているちっぽけな自分がいた。

〜ターニングポイント〜

留学中にもっとも衝撃を受けた経験はなんですか?

 私にとって、この留学の経験のなかで一番びっくりしたのは、どの学生も皆将来について主体的に考えているということでした。少しずつ変わってきているとは思うのですが、今でも日本では、自分自身が将来やりたいことや実現したい夢を就活中に限られた選択肢の中で考え、就活の結果や入社した会社の意向に沿って、ある意味受動的にキャリアを積むことが「当たり前」だと考えられているように思います。私自身も「就活をすればきっとやりたいことや将来の方向性が見えてくるだろう」と考える大学生の一人でした。

 一方海外の学生は、「過去にこういう経験があって、将来はこうなりたいから今こういうステップを踏んでいる」という明確な段階を持っていることが衝撃的でした。例えばアメリカ人の友人で「彼氏の両親がメキシコからの移民で、苦労した経験談をたくさん聞いているから、将来は移民専門の弁護士になって移民のサポートをしたい。そのためにいま大学で法律の勉強をしていて、卒業後はロースクールに行くの」と話す子がいて、とても驚きました。

そう語る子に「就活をしてから将来の方向性を決めようと思っている」ということを、そもそも言うことが恥ずかしかったですし、伝えたとしても「え、なにそれ?全然わからない」といった感じで怪訝な顔をされました。この経験を通して、自分は日本の考え方に染まっていて、海外ではこの考え方は通用しないんだなと感じました。そこから自分の将来を真剣に考え、「NPOで社会的弱者に寄り添う仕事、あるいはフェアトレードのようにビジネスを通じて社会貢献ができる仕事がしたい」ということと、「海外に移住したい」ということを将来の目標として思い描くようになりました。。

〜留学を経たその先〜

留学後、どのように進路を決めましたか?

日本で就職することについてはとても悩みましたが、海外に住む前にお金を貯める必要があると思ったこと、また将来やりたい分野で働くにあたり、日本でビジネスの経験を積んでおくことは決して無駄にはならないと思い、日本での就職を決めました。在職中は幅広い業務を経験しましたが、中南米各国に出張し、現地の関係者と共に営業効率改善のワークショップを行った業務が一番思い出深いです。

オーストラリアに移住することについて、どのように考えていましたか?

5年間働いてきた会社をやめ、オーストラリアに移住するのはとても勇気のいる決断でした。仕事も楽しく、このまま働いたら、日本で安定した暮らしができるとわかっていたので、いざ辞表を出す瞬間は勇気がいりましたが、やはり後悔のない人生を歩みたいと思い、 決断しました。もちろん渡豪後も大変なことはたくさんありますが、自分で決めたことなので、決断してからは後悔は全くなかったです。今は夢の実現のため、手探りではありますが、色々なことに取り組んでいるところです

メッセージ

〜留学の魅力〜

自分のこれまでの考え方・価値観が根底から覆されるところが一番大きいと思います。私が留学を決めた当時も、就活があるから留学をやめようと言った子がたくさんいました。その考え方を否定する訳ではありませんが、「日本の価値基準で人生の選択肢をひとつ捨ててしまうこと」はとてももったいないと思いました。自分が今思い描く人生が全てではなく、これまでの自分にとって思いもよらなかったような生き方や考え方もあるということ、自分の中での選択肢が増え、心が自由になっていくのは留学の大きな意義だと感じます。

〜留学を志す塾生へ〜

ちょっとでも気になると思っている人には、かなり人生の大きなターニングポイントになるので、ぜひ一歩を踏み出してもらいたいと思います。最初は留学体験記を読むとか、ブログを読むとかそういった小さいことでも構わないから、少しずつ前に進んでいってぜひ実現させてほしいなと思います。

また、留学に行った後の話になってしまうのですが、私自身 就職後はどうしても日々の業務に忙殺され、また結婚などのプライベート面での転機も経験することから、留学時代に持っていた熱い気持ちが薄れていくように思いました。実際に留学に行った人たちでもその気持ちが薄れてしまいがちなので、留学した後も、そのときに抱いた気持ちやキラキラとしたものを持ち続けてほしいなと思います。

編集後記

とてもパワフルな松岡さんを前に、編集部一同留学していたときの気持ちを思い出さずにはいられませんでした。

これから留学を目指す皆さんにとっても、留学は大きなターニングポイントとなることでしょう。

留学に少しでも興味を持っている方は、ぜひ留学に向けて一歩を踏み出してみてください。KEPROはそんな皆さんを応援しています!